マンハッタン(Manhattan)
マンハッタンについて
ベース | ウィスキー |
テイスト | 辛口 |
アルコール度数 | 27〜35% |
グラス | カクテルグラス |
スタイル | ショート |
色 | 赤褐色透明 |
技法 | ステア |
香り高いライ・ウィスキーにスイート・ベルモットの豊潤な甘い香り、アンゴスチュラ・ビターズの程よい苦味がマッチしたショートカクテルです。
カクテル名に地名が使われているのも特徴的です。
マティーニが「カクテルの王様」と呼ばれているのに対し、このマンハッタンは「カクテルの女王様」と呼ばれています。
女王と呼ばれているだけあって、とても繊細で奥深い味わいになります。
「マンハッタン」その名の通り、19世紀頃にニューヨークで誕生したと言われています。誕生秘話は東西で諸説あり、1つはアメリカ東部に伝わる説で、元英首相チャーチルの母が考案したというもの。西部ではガンマンの気付け用の酒が原型とされているようです。
地名でもあるこの「マンハッタン」という名前はネイティブ・アメリカンの古語である「Manahachtanienk(我々がみな、酔っ払いにされた島)」から付けられたと言われています。
材料 | 分量 |
---|---|
ライ・ウィスキー | 3/4 |
スイート・ベルモット | 1/5 |
アンゴスチュラ・ビターズ | 1Dashes |
レモン・ピール | 適量 |
マラスキーノ・チェリー | 1個(装飾用) |
作り方
- 材料をステアし、カクテルグラスに注ぐ
- マラスキーノ・チェリーをグラスに沈める
- レモンピールを絞る
ワンポイント
ステアで加水しながら、ウィスキーの持つ香りをしっかり引き出してあげることが重要です。また、アンゴスチュラ・ビターズの量を増やすとドライ寄りに仕上がるので、ドライが好きな方は入れる量を3〜5Dashesと増やしても良いと思います。
レシピでは飾り用のマラスキーノ・チェリーをグラスに沈めるとしていますが、あえて別の小皿に乗せて、チェリーをかじり、口に含ませながら飲むというスタイルもあります。チェリーを沈める場合、その味もカクテルの仕上がりに加わるので、沈めた場合の変化も考慮しましょう。
ベースにするウィスキーはライ麦を主に原料としている「カナディアン・ウィスキー」を使うのが良いでしょう。